
WordPressの関数に投稿の公開日を取得するものがあります。それが
get_the_date()
です。
説明
『WordPress Codex』にはこう書いてあります。
get_the_date テンプレートタグは、現在の投稿(または指定された投稿)が書かれた日付を取得します。the_date() とは異なり、このタグは常に日付を返します。’get_the_date’/en フィルターで出力を変更します。
テンプレートタグ/get the date-WordPress Codex
get_the_date()は投稿日を取得するものなので時刻は取得しません。
またget_the_date()を記述しただけでは何も表示されませんので“echo”と一緒に使用しましょう。
日付のフォーマット
また日付のフォーマットはWordPressの[設定]−[一般設定]−[日付の形式]で指定したものが反映れます。

上記の部分ですね。
ここである程度カスタマイズができますが、get_the_date()を記述するときに更に別の日付フォーマットを使用することもできます。
使い方
前述の通り、”echo”と一緒に使用します。
index.htmlなど<?php echo get_the_date(); ?>
こう書きますと
出力されるHTML2020年7月14日
このように表示されます。
ちなみに設定画面で”Y年n月j日”と設定しています。
設定を変えずに個別に日付フォーマットを指定する
このget_the_date()ですがWordPressで設定した日付フォーマットを反映しますが、実はそれは引数を何も指定していない場合です。
では引数で日付フォーマットを指定する方法を見てみましょう。
設定画面は”Y年n月j日”のままにしておきます。
<?php echo get_the_date( ‘Y/m/d l’ ); ?>
引数で日付のフォーマットを指定しました。
これで出力されるのが、
2020/07/14 火曜日
このようになります。
ここで日付のフォーマットで使用する記号を載せておきます。
日付フォーマット
【年】 | 説明 | 表示例 |
---|---|---|
Y | 4桁の数字 | 1995、2020 |
y | 2桁の数字 | 95、20 |
【月】 | 説明 | 表示例 |
---|---|---|
m | 0を付けた数字 | 01、12 |
n | 0を付けない数字 | 1、12 |
【日】 | 説明 | 表示例 |
---|---|---|
d | 0を付けた数字 | 01、31 |
n | 0を付けない数字 | 1、31 |
【曜日】 | 説明 | 表示例 |
---|---|---|
l | 3文字表記の漢字 | 月曜日、水曜日 |
D | 1文字表記の漢字 | 月、水 |
WordPress公式の「日付と時刻の書式」にも詳しく書いてありますので参照してみてください。
ちなみに曜日は設定の言語が反映しています。
設定を”English(United States)”にすると「月曜日」が「Monday」、「月」は「Mon」になります。
なお上記WordPress公式のリンクページにもありますが、date_i18n()を使用することで表記をローカライズすることもできます。
ここで参考にいくつか表示例をあげてみます。
日付フォーマット | 表示 |
---|---|
‘Y年m月d日’ | 2020年07月14日 |
‘Y/m/d l’ | 2020/07/14 火曜日 |
‘Y/n/j(D)’ | 2020/7/14(火) |
間に”年”や”/”などを挟むことでいろいろな表示が可能になります。
フォーマットと組み合わせて使いましょう。
別の投稿の日付を表示する
get_the_date()では投稿日を取得しますが、引数で指定することにより別の投稿の日付を取得することも可能です。
index.htmlなど<?php echo get_the_date( ”, ‘5’ ); ?>
先に説明した日付フォーマットを指定する第1引数はデフォルトの設定を使用するため「’ ‘」で空にしておきます。
そして第2引数で投稿IDを指定することにより任意の投稿の日付を反映させることができます。
今回はIDが”5″の投稿を指定します。投稿日は2020年の7月15日です。
するとこうなります。
出力されるHTML2020年7月15日
このように別投稿でも投稿日を出力できます。
投稿IDの確認方法
なお投稿IDの確認方法ですが投稿の編集ページを開くいたときのURLの「〜wp-admin/post.php?post=5&〜」の“post=”に続く数字がその投稿IDとなります。
この場合は”5″ですね。
なお投稿一覧ページの投稿タイトルの文字にカーソルを乗せてると左下に出てくるので、そちらでも確認できます。

このようにカーソルを乗せることで左下に出てきます。
(カーソルが写りませんでしたがこの場合hello world2の上に乗せると出てきます。)
まとめ
今回はget_the_date()について取り上げました。
なおこの他に投稿の公開時刻を取得するget_the_time()というものもWordPressには用意されています。
今後取り上げていきたいと思います。
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