
さてWordPressの関数で言語を出力する関数があります。それが、
language_attributes();
という関数です。
どのように使用するのか解説していきましょう。
説明
まずWordPressで設定されているlanguage_attributes();について、『WordPress Codex』には次のように記載されてます。
テンプレートタグ/language attributes-WordPress Codex
<html>
タグ用に言語属性を表示します。表示され得るのはdir
(テキストの向き)、lang
、xml:lang
です。lang
とxml:lang
の内容は$doctype
引数によって決まります。
何やら難しく書いてありますが簡単にいうと
日本語のWordPressを使用している場合は日本語<html lang=”ja”>が出力されます。
日本語のWordPressとは
さてそこでひとつ疑問が湧いてきました。
「日本語のWordPressとは何?」ってことです。
日本製のPCでWordPressを使っていること?
日本国内でアクセスしていること?
というわけで試しにWordPressの管理画面の設定から”サイトの言語”をいじってみます。

赤枠の部分を”日本語”から”English(United States)”に変更してみました。
そして、開いたページのソースを確認してみます。

<html lang=”ja”>が<html lang=”en-US”>になってるではないですか。
つまり設定の”サイトの言語”で選んだ言語が出力されるというのがわかりました。
なぜ直接<html lang=”ja”>と直接入力しないのか
例えばある日本人が個人的にウェブサイトを公開したい場合、そのサイトは日本語のサイトであることはずっと変わらないでしょうから直接<html lang=”ja”>と入力しても問題ありません。
サイトの言語を日本語以外に変更することもないでしょう。
しかしWordPressを使用するときはテーマを使用するのがほとんどです。
テーマの場合は複数のサイト管理者がいろいろな用途で使用するものですので、そこには日本語以外を使用することも考えられます。
そこでlanguage_attributes();を使用してWordPressの管理画面で設定した言語から引っ張ってこられれば、毎回書き換える必要がないのでとても便利です。
使用方法
基本的な使用方法としてはheader.phpのファイルの<!DOCTYPE html>の直後に入力します。
<!DOCTYPE html>
<html <?php language_attributes(); ?>>
<head>
〜略〜
といった感じです。
するとWordPressの”サイトの言語”を日本語にしている場合に出力されるのが、
<!DOCTYPE html>
<html lang=”ja”>
<head>
〜略〜
ですね。
まとめ
このlanguage_attributes();については難しくもなくほぼ必ず使うものなので覚えておきましょう。
WordPress関係の書籍やWordPressCodexではあまり書いていないのですが、WordPress管理画面の設定の”サイトの言語”に依存するというのが今回のポイントですね。
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